僕とこいつは生徒会長
「あれぇ? そんな顔真っ赤にしてどうしたのかなぁ?」


クククと笑いながらも僕に近づいてくる。


なんかこの人に捕まったらヤバイ気がする。


本能的にそう感じた僕はついつい後ろへと後ずさった。



「怖がる顔もかわいいねぇ」


「なっ!」


男の人に…人にかわいいって言われたことないから僕の顔がボッと赤くなる。



「いつもの威勢はどうしたのかな? マサキさま」


僕はマサキと呼ばれて正気に戻る。


「お前は僕を挑発するために会議だって言ってここに呼び出したのか?」


するとチェって舌打ちする声がしてその人はつまらなそうな顔をした。




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