僕とこいつは生徒会長
「ゆう…や?」


携帯を開けた瞬間に見えた文字は『着信:優弥』とある。


いつもなら朝に電話がくるはずなのに…


私は心臓がドキドキしながら緊張しながら電話に出る。


「もしもし?」


『あっ! マキ? 今、仕事中だった?』


電話越しから聞こえた声は紛れもなく優弥の声でたまに聞いてたはずなのになんか嬉しくて涙が出てきそうだった。


「優弥。早く会いたい…」


自然とそんな言葉が出てきたことにビックリして今いるのは自分じゃないんじゃないのかなんてバカなことを考える。


『俺も会いたい。今、少しでも時間があるなら窓から運動場見てくんない?』


「えっ?」


『いいから』


訳のわからないまま優弥の言われるままに職員室から窓を覗き込んだ。





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