僕とこいつは生徒会長
するとそこには携帯を片手に持ったスーツ姿の優弥がいた。


な…なんで。優弥がここに?


優弥はアメリカにいるんじゃあ…


目の前にいる優弥が信じられなくて幻なんじゃないかって思ってしまう。



『マキ? もしかして今ここにいるのが俺だと信じてない? じゃあそこでちょっと待ってて?』


優弥からそう言われると携帯電話からツーツーという電子音が聞こえ、運動場にいた優弥がいなくなっていた。


その音が現実に引き戻してくれて勝手にこれは夢だって思ってしまって私はさっきまでいた席について採点の続きをした。




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