僕とこいつは生徒会長
抱きしめられた瞬間。



匂いも温もりも声も優弥で。


あぁ。本物の優弥だって思った。


優弥にだきしめられながら耳元で優弥が囁く。


「長い間待たせてごめん。今日でアメリカでの仕事終わったから」


そう言い終わった後に優弥は私を少し離すとまっすぐ私を見つめた。


そしてスーツの胸元のポケットから箱を取り出し、その箱を渡された。



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