僕とこいつは生徒会長
そんなことを一人で呆然と思っていると、


「マ〜キ〜ちゃん♪ 真美ちゃんと何喋ってんの?」


さっきまで女の子に囲まれていたそいつが僕に抱き着きながら話かけてきた。


「あれ? 優弥君。解放されたの?」


「うん。俺みたいにカッコイイと困るよね」


ニッコリ笑いながら真美とそいつは談笑する。


「なぁ? いつまで僕に抱き着いてる気?」


僕はボソッとそいつにだけ聞こえるように小さな声で呟いた。



「あっ! ごめん。マキちゃん抱き心地がよくてついついね」


そう言われて僕はそいつから解放された。






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