僕とこいつは生徒会長
パンパンパーン


頼んだ覚えもないのに花火の音がする。



なんでこうも予定と違うことが起きているのだろうか。


そんな中僕は真美にメイクされていた。


「マキちゃん。頭動かさないで。せっかく真美が可愛くしようとしてるんだから」


「ごめん」


「わかったなら動かない!」


真美はプリプリ怒りながらまたメイクを再開させた。


なんで僕がメイクしてるかって?


それはこれが僕が考えた自分の身は自分で守れ作戦だからだ。


どんな作戦かだって?


それは…


僕は男装してコンテストに出れない。


そしてそれの逆で優弥は女装してコンテストには出れない。


だったらその逆をやればいいんじゃないかって考えたんだ。


つまり僕が女の格好、優弥が男の格好すればいいんじゃないかってね。


多分メイクしてたら誰が誰だかわかんないと思ったしね。


で、僕は真美にメイクされてるってわけ。




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