僕とこいつは生徒会長
俺は隣でガッツポーズをしているマキちゃんを見た。
メイク一つでこれだけ変わるなんて思ってなかった。
だって扉を開けたら俺好みの美少女がいたんだよ?
そりゃあ驚きますよ。
「優弥? 僕の顔に何かついてる?」
俺の方が少し背が高いためにマキちゃんは必然的に上目使いになって俺を見つめた。
「可愛い…」
そんなマキちゃんを見てポツリとそう呟いてしまう。
「優弥。何か言った?」
俺の呟きが聞こえなかったのかマキちゃんはそう聞き返す。
「いや。なんでもない…です
それよりももう行きません?」
可愛いマキちゃんが隣にいたら何をするかわかんないし。
俺に促されてマキちゃんは『うん』って意味がわからない顔をしていた。