僕とこいつは生徒会長
僕が男の子にドキドキするなんてありえない。


多分これはまだ緊張してるんだよ。うん。


自分を自分で落ち着かせて観客の方を見るとニッコリと自分ではありえないほどのかわいらしい笑顔をした。


すると観客の人が拍手をしてくれてそれがものすごく嬉しかった。



「雅季君も姫に負けず劣らず可愛い笑顔をするのですね。
ではお次の人はエントリーナンバー10 矢作 秀作君です」


司会の人が遠回しに舞台袖にって言ってる気がして僕は舞台袖の方に行った。


僕と入れ違うように入ってきた人は、赤い眼鏡にストレートの黒髪ロングに右手には本を持った文学が好きですって感じの僕とは違ったかわいらしさがある人が現れた。




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