僕とこいつは生徒会長
「それは今から行くテーマパークの割引が今日までだからだって」


「そんな理由でこんな無茶してんのかよ!」


「マキちゃんは細かいこと気にしすぎ。マキちゃんはこれもってあっちに行くの!」


真美から渡された物をマジマジとみる。


それは白い貝殻のイヤリングだった。


って『森の○まさん』か!?


「これなに?」


真美に聞くと真美は髪を耳にかける。
真美の耳たぶには僕と同じイヤリングがついていた。


「これはイヤリング型のスピーカー。これでお互いの状況を確認するの。
わかったなら向こう行きなさい」


邪険にするように手をシッシッとさせながら真美に言われた場所で待った。




< 77 / 200 >

この作品をシェア

pagetop