僕とこいつは生徒会長
多分真美の方も会ったのだろう。


『マキちゃん。遅れてごめんね。結構待ったでしょ?』


『おせぇよ優弥。なんかあったのか?』


真美が僕と同じような男の子が使うような言葉で言う。


こうやって口調を一緒にされたら本人以外は気付かないだろう。


『何かというかこれでいいのか?って思ったら服装が決まらなくてさ
これ大丈夫かな?』


優弥が自信なさ気な声を出したからホントに迷ったんだろうって想像がついた。


僕のために服装を一生懸命選んでくれたんだって思うと嬉しかった。


だけど次の真美の言葉で真美が本当に素直で羨ましいって思った。




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