僕とこいつは生徒会長
優弥と真美の会話を聞いていたくなくてイヤリングを取ってしばらくたった。


「矢作。ありがとな」


矢作がさっきまでずっと僕を介抱してくれたからお礼を言う。


「いいえ。それよりもお体の方は大丈夫なんですか?」


「おう」


矢作は本当に僕を心配してくれてるんだな。


よし。今日は優弥のこと忘れて矢作といっぱい遊ぼう。


「よし! 矢作。こっちこいよ。せっかくのデートなんだし色々と遊ぼうぜ」


無理矢理、矢作の手を掴むと僕はテーマパークへと向かう。


「マキさん!? そんな急いだら転んでしまいますよ」


矢作は小言を言うのだけどそんなのは気にしない。


僕達は持っていたテーマパークのチケットを係員に渡すとテーマパークに入った。





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