僕とこいつは生徒会長
優弥から少し離れたところで矢作はやっと僕の手を離してくれた。
「さっきは取り乱してしまいすみません。マキさんが説明しようとしてたのに聞こうとしない会長を見てて無性に腹がたちまして…」
矢作は申し訳なさそうに頭を下げながら謝る。
「いいよ。気にしないで?」
矢作の顔を覗き込みながら言うのだけど矢作の顔はどこか浮かない顔をしていた。
「あのう…聞いていいですか?」
「えっと、なに?」
急に緊迫した空気に僕もつい力が入ってしまう。
「そんな緊張する話じゃないですよ
マキさんは会長のことが好きなんですか?」
好きって異性に対してだよな?
そんなこと考えたことなかった。
優弥は僕と同じコンプレックスを持っていてそれで同じ生徒会長。それ以外の感情が僕にはあるのか?
「さっきは取り乱してしまいすみません。マキさんが説明しようとしてたのに聞こうとしない会長を見てて無性に腹がたちまして…」
矢作は申し訳なさそうに頭を下げながら謝る。
「いいよ。気にしないで?」
矢作の顔を覗き込みながら言うのだけど矢作の顔はどこか浮かない顔をしていた。
「あのう…聞いていいですか?」
「えっと、なに?」
急に緊迫した空気に僕もつい力が入ってしまう。
「そんな緊張する話じゃないですよ
マキさんは会長のことが好きなんですか?」
好きって異性に対してだよな?
そんなこと考えたことなかった。
優弥は僕と同じコンプレックスを持っていてそれで同じ生徒会長。それ以外の感情が僕にはあるのか?