一目惚れの君【短編】
一目惚れ
今日は、高校生になった先輩の吹奏楽部員としての初舞台。
定期演奏会
後輩のあたしが行かない訳もなく、ウキウキ気分で真ん中の席に座った
特別にホールを貸しきって行われる
あたしも吹奏楽をやっているからお金かかるって知ってるんだけど、やっぱり高校になるとレベルが違う。
あたしも早く高校生になりたいーっ!!
「あ、始まるよ」
ついてきてくれた志野があたしの肩を叩いた
「本当だ」
ヴィ――――と場内に音が響いた。