一目惚れの君【短編】


会場の出口でキョロキョロしてるのは志野



こっちだよ!気付いて!





熱い目線を送ってたら、志野の前に一人の部員が立った。




あの髪型は間違いなく先輩。




ただのタラシなのか……?




志野があの人を見上げて話してる。





それだけのことだけど胸がチクチクする




先輩は志野に結構話していた。




何を話してるんだろう。





気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる





志野は少し笑って先輩にお辞儀すると、携帯を持った。





――――♪―♪―♪




突然鳴り出すあたしの携帯。



その音に志野と先輩があたしの方を向いた






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