万引きGメンとし子物語【短編19ページ】
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コメタウン屋上駐車場。平日のせいかクルマはほとんど止まっていない。空を見ると曇りなのか晴れなのか太陽が見え隠れしている。3人はここで話すことにした。
「かくごはできているの?とし子、あや子」
「どういうこと?はやく話しなさい」
「今までにあなたたちは何人、人を殺してきたのか…あたしたちは万引きGメンじゃなくてほんとは…………間引きGメンなんだよ」
「どういうことね。さっぱりわからんけんちゃんと言わんね」
「だから人を間引くんだよ」