万引きGメンとし子物語【短編19ページ】

男がソミーのアルカリ乾電池をポケットに入れようとしたその時!

「♪チンチロリ〜ンチンコロリ〜ン♪」

とし子はハッとして驚いた。

携帯電話をマナーモードにすることを忘れていたのだ。
あわててマナーモードに切り替えた。

シャープボタン長押し。

「よし。これでいいわ。あらいけないわ。男が見当たらないわ」

とし子は男を見失ってしまった。

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