心ノ囁キ ーサヨナラのオトー
その頃乃栄は先生の横を通りすぎてから、ひたすら階段へと走っていった。
数分後…
やっと息苦しい学校から抜け出せた乃栄は
まるで鳥かごから解放された鳥のように
楽しそうにスキップで歩いていた。
すると、やっともとの笑顔が戻ってきた。
「あぁ〜自由だわ!でも…制服じゃヤバいかな。」
そう考えた乃栄は、とあるアパートに向かった。
しばらく歩くこと10分…
アパートに着くなり、
迷うことなく一つのドアの前に行った。
「貴唯ちゃんいる〜?」
すると、ドアの向こうで
ドタバタ音がしたのと同時に、おもいっきりドアが開いた。
「乃栄〜ッ!!///」
そう言って勢いよく出てきた女の人は、乃栄に抱きついた。
「あ〜ん可愛いー!!会いたかったよぉ!」
「き、貴唯ちゃん苦しい…。」
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