心ノ囁キ ーサヨナラのオトー




「あ…ごめんなさいっ。
あまりにも気持ちよさそぅに寝てたから…。」



「ふぅ〜ん…。」



そう言いながら
乃栄の顔をジロジロ見た。



「な、なに?//」


「いや…、なんでもない。
名前は?何年?」



乃栄はそっと微笑み、自己紹介をした。



「私は片霧乃栄。一年A組。
あなたは?」


「俺は、阿木朔哉(アギ サクヤ)。
てか乃栄?と同じクラスじゃん。」



ちょっとめんどくさそうに朔哉は言った。



「いきなり名前?ま、いっか。
…なんでめんどくさがるのさ。」



朔哉は最後の質問はスルーで、話し始めた。



「あ、ああ…なんか。なんで?」


「質問返しするなボケ。ね、朔哉くーん?」

「ボケだと!?何気に下の名前だし。」



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