心ノ囁キ ーサヨナラのオトー
ジンカク
乃栄が怪我をした日から数日たったある日。
完全に傷も治りつつあり、昨日には学校にも行けた。
学校に行って久しぶりに朔哉と会って、話をした。
休んだ理由を聞かれたがあえて乃栄は、熱を出した、とだけ言うと、朔哉はそれ以上は聞いてこなかった。
そして今日。
珍しく、朝は普通に教室へ行き、授業もまともに受けた。
同じクラスの生徒は、驚きの目で乃栄を見ていた。
まぁそれは気にせず、のんびりと過ごした乃栄
そう。
そこまではよかった。
変化が起きたのは、お昼頃だった…。
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