【短】とまどいの放課後 -数学の先生編-
「さて……と、帰るか」
「はい!」
私は先生が助けに来てくれたことが嬉しくて、にやけずにはいられなかった。
「あ……でも…」
「はい?」
「眼鏡がないから前が見えない」
ああぁ!!
そうだった…
さっきので割れちゃったんだぁ……
「あ、あの!後日また弁償しますのでぇ!!」
私は必死で頭を下げた。
「いや、それはいいんだが…俺を家まで送ってくれないか?」
…へ?
ええええぇ!!
そ、そんなぁ……
先生を送るってことは先生の家がわかるってことで…
先生の家がわかったら絶対、毎日行ってしまう!
(↑フラれたのに、まだ諦めてない人)