きゃす!
降ってきたのは一人の少女

・・・
そいつってば、いきなり降ってくるモンだから、



状況理解に時間が必要だった。













そいつ降ってきたその日は生徒会の仕事が、長引いていた。


シャープペンシルを持ちっぱなしの指はヒリヒリと、悲鳴をあげ、


使いっぱなしの頭はゴチャゴチャになり何を今考えていたかも分からない。



「なんで俺しか来てないんだ・・・・。」



今日は本当は冬休み。


それもクリスマスイヴ当日。


何でこんな日に仕事しなくちゃいけないんだ。


そう思いつつも来た生徒会室。




それも7時まで・・・・。


外はもう真っ暗になっていた。



朝8時、電話がかかってきた。



「今日昼1時から生徒会室で作業な!皆も呼んどくから!じゃ。」


プツッ!!!





ツー・・・ ツー・・・ ツー・・・。





一方的すぎる電話の声の主は我らが生徒会長・真城みゆ その人だった。


「そして何で会長も来ないんですか・・・。」
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