【実話】あんなの日記
私はただ寂しかっただけだったんだ。

頭を撫でてくる翔太に身をゆだね、
抱きしめてくる翔太に抵抗ひとつせず、

『ここ抜けださない?』

という翔太に手をひかれ、そのままクラブを抜けだした。


六本木ヒルズを見ながら、翔太とキスをした。



携帯が鳴り続けている事に気付いた。
薫だった。



「門限あるから…」



そう言って私は走って駅に向かった。
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