【実話】あんなの日記
『俺に貢ぐために破産したやつが何人もいる』

『俺は何よりも完璧だ』

『昔はよく補導されたが親が権力者だから問題なかった』

翔太はそんな話ばかりしてきた。

私は「だから?」と言いたいのを堪えてひたすら褒めた。


『今日からお前は俺の彼女だからな』


肯定も否定もできなかった。


ごめん、謙一。
その思いだけが頭をよぎった。
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