【実話】あんなの日記

《乱れ》

私の手帳は、毎日予定で詰まっていた。
全てデートの約束だった。
翔太ではない。
翔太とは毎日電話しているが、デートはしていなかった。
特に会いたいとも思わなかった。

謙一とも相変わらず毎日連絡を取り合っていた。
私の事を一ミリも疑っていない彼の声を聞くと、さすがに罪悪感が生まれたが、前ほどではなかった。


ただ、満たされたかった。
それから毎日、私は違う男たちに抱かれた。
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