【実話】あんなの日記
【月収80万ギャル男】トモの場合
多分東京にきて初めて、本気で恋をした相手が彼だったと思う。
トモは、渋谷のセンター街入口でネイルサロンのキャッチをしていた。
まだ上京したてで渋谷の右も左もわからない、ただただ人の多さに圧倒されていた私にとって、キャッチなんてもっとわけのわからない存在だった。
『お姉さんお姉さん』
と声をかけられると反射的に逃げていた。
なんでトモに声をかけられた時だけは立ち止まったのかはよく覚えていない。
黒く焼いた肌に銀髪の少年だった。
それでも最初に声をかけられた時はちょっと話してから
「ごめん私急いでるの」
と言って逃げたっけな。
トモは、渋谷のセンター街入口でネイルサロンのキャッチをしていた。
まだ上京したてで渋谷の右も左もわからない、ただただ人の多さに圧倒されていた私にとって、キャッチなんてもっとわけのわからない存在だった。
『お姉さんお姉さん』
と声をかけられると反射的に逃げていた。
なんでトモに声をかけられた時だけは立ち止まったのかはよく覚えていない。
黒く焼いた肌に銀髪の少年だった。
それでも最初に声をかけられた時はちょっと話してから
「ごめん私急いでるの」
と言って逃げたっけな。