【実話】あんなの日記
『なーんで持ってんの?
なーんで持ってんの?
飲みたりないから持ってんの!はい!どどすこすこすこ…』


私は私の通う大学とのインカレサークルの新歓コンパに友達と来ていた。
あちこちでコール、体をはって飲みまくり酔い潰れる男たち…


『あんなちゃんどこ出身なのー?』

話しかけてきたのは隣に座っていた男だ。
馴れ馴れしく名前を呼ぶな。

「福岡」


『へぇーっ福岡て可愛い子多いよねーっ』


私は時計を見た。
9時ちょっと過ぎ。

「薫、帰ろ」

『えーもう帰っちゃうのー?これから2次会もあるのにー』

「私達門限あるんで」

愛想笑いを浮かべて居酒屋をあとにした。
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