抱けないあの娘〜春〜



さつき…もう…我慢出来ないよ…



僕はさつきの頬を両手で挟み、激しくキスをした。


舌を絡ませ、何度も角度を変え、長くて甘くてとろけそうな熱いキスを…



唇を離すと、とろんと恍惚したさつきの顔が凄く色っぽくて、さらに欲情させる。


これは…いけるか!?



僕はさらに激しく唇を求めた。


お互いの身体が、吐息がどんどん熱くなる…





「……お前ら…神聖なグラウンドで何やってんだ!!し、しかも…さ、さつきを…た、高村ぁっ!!やっぱりお前にはさつきは渡さぁん!!」



びっくりして慌てて声のする方を見ると…
鬼の形相の諏訪キャプテンが、わなわな体を震わせながらそこに立っていた。



ぎょえ〜〜〜〜〜〜!!




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