ラフ・メイカー
二人は、広場を離れ、街の外れの丘にやってきた。
 
涼しげな風が吹く丘に、ベルはごろんと寝転ぶ。
 
ウルフはそれを、キョトンとした表情で見ていたが、それにならって、ごろんと寝転ぶ。
 
「……あの……聞きたいことって言うのは?」
 
「あなた……魔導師なのよね?」
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