ラフ・メイカー
「あなたは、なんで一人でやろうとしてるの?」
 
「……それは…」
 
ウルフは少し言いにくそうにしている。
 
何か悪いことを言ったのかベルは不安になった。
 
「まあ、私が物好きなだけです。他は……ついてこなかっただけなんです」
 
それが嘘なことくらいベルにはわかった。
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