‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



「準備終わったっす!」


ファイも準備が終わったらしく、あたし達の所に近寄ってきた。


「あたしんとこも終わった!」



「それでは急いで行きましょうか。」



レイはそう促し、部屋のドアを開けると、あたし達は荷物を持ち廊下を早足で歩き始めた。






いよいよ壮大な旅が始まる。






あたし達が城門の前に着くと、国王とたくさんの執事とメイド、後ノエルの不機嫌顔が出迎えてくれた。



「遅ぇんだよ、一体何分待たせたと思ってんだよッ!」



真っ先にノエルの怒声が耳につく。



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