‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
第4章
孤高の番人
「えっ!?」
どこからか男の声が聞こえる。
あたし達はその声に警戒して、レイとノエルは腰にさしてある剣に手を付ける。
「ここやで~ここぉ〜!」
男はあたし達に聞こえるように大きな声で主張しているけど、どこにいるのか分からない。
「あそこっす!」
ファイが指さした方をいっせいにあたし達は視線を向けると、男は高い木の上からあたし達を見下ろしてた。
「おっ、やっと気づいたわ。ちょい待ちぃ、今、降りるわ」
そう言うと、男は涼しい顔で木からスタッと降りてきた。
「あんたが、ここの番人…?」