‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


「まぁ、それでもここを通りたい言うんやったら…」


ライオスは太陽に向かって手をかざす。


すると、そこに光が集まり、その光が大きな鎌の形となって現れた。



ライオスはその鎌を持つと、ドスッという音をたて、地面に突っ立てる。


それはライオスよりもずっと大きい鎌で、3mぐらいはあると思う。


「何をする気だ?」


ノエルの鋭い目がライオスに向けられた。


それでも、ライオスは不敵な笑みを見せ、あたし達を見据えた。


「どう見たって、戦う体制やろ?


…さぁ、誰が俺の相手をしてくれるんや?」



ライオスは嬉しそうな笑みを見せて鎌を構えた。



あんな細い体して…



どこにそんな力があるんだ!?




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