‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
あたしは案内してくれることに手を叩いて喜んだ。
「じゃあ案内するからついてきぃや。」
ライオスは元気よく言うと、岩山の方へ歩き始めた。
あたし達もライオスの後についていこうとしたが
「ファイ?」
みんなライオスの後をついていってるのに、ファイだけは同じ所で俯いているだけで、そこから動こうとしない。
「みんな、ちょっと待って!!」
前を歩いてた3人があたしの声でいっせいに振り返る。
「なんだよ…」
ノエルが不機嫌な声であたしに問いかけたから、ファイの方を指さした。