‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
怖っ!!てか、そんなこと笑いながら言うなよ!
ノエルの方を見ると、あたしと同様に恐怖を覚えたのか、顔の色が青白くなってる。
ライオスってあんな優しそうな顔して、すごく言うこと怖いんだけど…;
そんなことを考えていると、レイが声を上げた。
「あっちの方から光が見えますよ。」
レイの指差す方を見ると、確かに光が一筋、あたし達を導くように木の隙間からのぞいていた。
「おぉー!やっと見えたな。」
そう言って、ライオスは早足でそちらの方に歩きだした。
だんだん光に近づいたあたしは安心した。
よかった…;この道であってたんだ。
「よし、着いたで!」
ライオスは元気よく声を出したけど、あたしはその景色を見た瞬間、頭が痛くなった。