‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


あたしの後ろには、ライオス、ファイ、レイ。


あたしの前には、ノエルが歩いている。


「ここはなんかわからんけど、風強いから足場には気ぃつけや。」


ライオスはあたし達にそう忠告した。


その時



『茜菜…』


「えっ…」


あたしはその少女の声に聞き覚えがあった。


「あんた…まさかシーラ!?」


『そう。茜菜、私の話をよく聞いて。』


「何?」


『……ッオ…には……い…て…』





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