‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


「あれ?」


抜けない、なんで!?


力いっぱい引っ張っても、うんともすんとも言わない。


「どうしたんですか?」


レイの方を見ると、首を傾げて、怪訝そうな顔をしていた。



あたしは言うか言わないか迷ったけど、心を決めて白状することにした。



「めちゃくちゃ言いづらいんだけどさ…


パルソナが抜けねぇんだ;」


「えっ!!」


レイは驚きのあまり、目を大きく見開く。



そりゃそうだよな…;


今思い出したけど、野宿した時も抜こうとしたけど、無理だったんだよな…




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