‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


「ファイ!!大丈夫か!?」


肩に傷を負ったファイに素早く駆け寄ると、ファイの呼吸が乱れていた。


「俺は…大丈夫…っすから…俺…の…ことは…」


そう言って、ファイはあたしの手を震える手で強く握った。


すると、ファイの体に変化が起き始めた。



「ッ!!ファイ、体が!!」




小さく、なってる…!




そして、だんだんファイは妖精に戻っていき、力なくあたしの手のひらに落ちてきた。





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