‡パルソナ‡ 孤高の唄姫


俺はもう何がなんだかわからんくて、その場に倒れたまんま動かんかった。



すると、上からさっきの男のどす太い声が降ってきた。


「お前は今日から118だ。分かったな」


1…1……8…





そのあとの生活は言い表されないほどひどかった。


最初のころよりもだいぶやせ細り、がい骨みたいやと俺は思った。


こんな生活を5年間耐えてきたけど、生きてる感覚なんかいつの間にか感じられへんようになってた。




そして、俺は雨の降る寒い夜に…







森の奥に捨てられた。









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