‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



「えっ、ちょっ!?翼生えてんぞお前!!」


「知ってるわ、俺が自分で出してんから。」



あたしがライオスの翼を指差して拍子抜けてると、ライオスは平然とそう答える。



嘘だろ…
なんで死神じゃなくなったのに翼が生えるんだ!?



「一体何するつもりだ?」


あたしがこの状況に驚いているとノエルが翼を出したライオスを睨みつけながらそう尋ねた。



「そりゃ決まってるやろ!!」



ライオスは当たり前のことを聞くなと言うような口調でそう言うとあたしの肩からあたしの腰に手を移動させ引き寄せた。




そして、こう言った。







「ここから脱出するんや」





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