‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



う、うわぁーー;


その頃、あたしは間近にあるライオスの胸にドキドキと鼓動が早くなっていた。


顔が真っ赤になってるんだろうなと思うほど、今あたしの体温が上昇中。


ヤバい、止まれ心臓〜〜ッ!!
って止まったら死ぬじゃん!!



とかちょっとしたパニックになってると



「脱出って……お前まさかッ!!」


とノエルはしばらく考えこんだ後に大きく声を上げた。


そして割れてしまったガラス張りの窓を指差してこう言った。



「こっから脱出するつもりか?」



その答えは



「もっちろん!!」


と笑顔で一言。




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