‡パルソナ‡ 孤高の唄姫
「フィリアお嬢様がッ!?」
ライオスはあたしから離れると、レイの腕の中にいるフィリアの元に駆け寄った。
あたしも心配になって、レイの元に駆け寄ると、腕の中を覗き込んだ。
顔が火照っていて、呼吸が乱れている。
だいぶ辛そうだ。
「ライ…オス……」
フィリアが薄目を開けると、ライオスに目をやり、そう呟いた。
「フィリアお嬢様……」
フィリアとの感動の再会を交わしたライオスはまた目が涙で潤んできていた。
よかったな、ライオス…
そう思ったその時。
ドーーーーーーン!!!
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