コンプレックス恋愛



気をぬいたら今にも
涙が溢れだしそうで
私は必死に歯を食い縛り
スカートの裾をギュッと
手で掴んだ。

沈黙の時間が流れた

我慢の限界で涙がとうとう
溢れだしそうになった私は
「じゃ、バイバイ」って言って
ドアに向かって再び歩き出した


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