桃川中学校吹奏楽部

葉月と一緒に教室まで行く


 
ドアを引くと

 
すでに数名の生徒がいた



その中に



・・いた



栗林優歌



そのすぐ後ろからハルがきて



「・・お前も俺もなんか痛い視線感じるな」


「・・ね」


 
栗林さんは私達をじっと見つめた後


視線をはずした


 
このクラスでは



公認カップルってのは



無理かもしれない




そう思った
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