桃川中学校吹奏楽部
「何?」
「いや、ただお前とふたりになりたかっただけ。なんか教室だと栗林の視線痛いし」
「・・そっか」
「厄介なのと一緒になったな」
「・・・」
「あ、そうだ、4月7日、桜祭り、お前いけそう?」
「あ、それ、行けるよ。」
「じゃあ一緒に行くか」
「そうだね」
「いつどこ集合?」
「10時だがしや公園」
「りょーかいっ」
私が笑顔で返す
「優里亜?」
「なーに?」
そうして私はハルの肩によりかかる
「やっぱお前彼女にしてよかった」
「ふん、うちみたいないい女早々いないんだから」
「うん、マジでそう思う」