桃川中学校吹奏楽部

「楽しかったね」

「ああ。」

 
・・そろそろ出すべきだろうか。

 
ハルへのプレゼント。

 

「ハル?」

 
「何だ?」

 

・・今だ

 

私は勇気をふりしぼって

 

「・・すきだよ」

 
ハルの目元を見ていえた


 
「ちょお前何・・」


ハルがそういいかけるのをとめるかのように


 
私はハルの頬に軽くキスをした

 

ハルは赤くなっていた


 

「お前今日変だぞ」

 

「えへへ、誕生日だからね、大サービス。」

 

それに私は続ける


「はい、プレゼント。今日誕生日だってこと、知ってるんだから」

 

そうして私は彼にプレゼントを渡す
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