桃川中学校吹奏楽部
「何やってんだ?」
目を合わせることができない。
今はそれどころではないとわかっている。
「んー・・探し物。」
そういうと
私は近くに黒のケースが落ちていたのに気がついた。
黒のケースは割れていた。
ひどく破損していた。
そしてふと手にとると
ケースの裏には
KANAKO
とキラキラのシールで貼ってあった。
かなこ・・中田先輩のしたの名前だ。
割れたケースをそっと開けると
中でリードが割れていた。
ひどく割れていた。
そしてそれを拾い上げた近くにも
リードがひとつ落ちていた。
それも ところどころに砂がつき
ひどく割れていた。
「ひど・・」
それでもオーボエはない。
「どした?」
私は倉本君に言われても何も答えられなかった。
倉本君は練習に戻っていった。
「ゆりあー!」
絵梨が走ってきた。
絵梨は黒のケースを抱えている。
「オッ・・オーボエ!あったよ!!」
「リードケースあった。でも・・ぜんぶ割れてる。」
目を合わせることができない。
今はそれどころではないとわかっている。
「んー・・探し物。」
そういうと
私は近くに黒のケースが落ちていたのに気がついた。
黒のケースは割れていた。
ひどく破損していた。
そしてふと手にとると
ケースの裏には
KANAKO
とキラキラのシールで貼ってあった。
かなこ・・中田先輩のしたの名前だ。
割れたケースをそっと開けると
中でリードが割れていた。
ひどく割れていた。
そしてそれを拾い上げた近くにも
リードがひとつ落ちていた。
それも ところどころに砂がつき
ひどく割れていた。
「ひど・・」
それでもオーボエはない。
「どした?」
私は倉本君に言われても何も答えられなかった。
倉本君は練習に戻っていった。
「ゆりあー!」
絵梨が走ってきた。
絵梨は黒のケースを抱えている。
「オッ・・オーボエ!あったよ!!」
「リードケースあった。でも・・ぜんぶ割れてる。」