桃川中学校吹奏楽部
大丈夫だよ。
明日学校行けると思う。
電話おっけー(^ω^)
と返信する
15分ほどたったころだろうか。
携帯のディスプレイに綾瀬晴輝と
家の固定電話の番号が映し出される
「もしもし」
私が携帯を開く
「お、優里亜お前大丈夫か?」
「うん。」
ハルの声だった
すごくすごく安心できて
安らぎの瞬間だった
「俺、正直お前が倒れたときすっげーあせった」
「だってさ、お前があんなに苦しんでるとか思ってもないし、俺・・お前になんかあったら・・って。あんときお前を受け止めたのは問題わかんなくててこずってた秀斗なんだけど・・。俺は・・お前支えれなかったし?その・・」
「ハル・・」
「・・彼氏失格だなって」
「・・何いってんの・・」
ハルあなたは本当にいい人です。
「ハルは・・ほんとにいい彼氏だよ・・」
声がかすれる
ハル
あなたはこんな不器用で意地っ張りなあたしを
やさしく包んで
守ってくれた