桃川中学校吹奏楽部
コンクールが終わったので

急に部活の回数が減った。

宿題にだんだん追われてくると同時に

少しずつ定演の曲もきまり始める。

倉本君たちが付き合って1ヶ月弱。


そんなことを考えながら数学のワークを解いていく。

すると


電話が鳴った。


小さな液晶画面には


着信 真美 と表示されていた。


携帯を開いた

「もしも・・」

そういいかけると真美は

「ゆりあゆりあ!倉本と乃亜別れたって!!」

「えええええっ!?」


思わず大きな声をあげる私。

 
「ってかどこ情報?」

私が少し冷静になる。


「乃亜本人が話したのを聞いた理沙から!」

「てかなんで別れたの?」

私がそう質問すると

「・・それがさ、あの・・倉本ってさ、本気で乃亜のことすきじゃなかったみたい。」

 
・・え?

嘘でしょ?

思わず黙り込む私。

 
「だってさ、乃亜かわいいじゃん。だから、断りづらかったから・・付き合ったみたいな。」


そう真美は話を続ける
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