桃川中学校吹奏楽部
「わぁー!ゆりあ!一緒だあ」

実由子が声をかけてきた

実由子とは同じクラスで

小学校のとき地域の吹奏楽団に入っていた。

「真美でーす!よろしく!真美でいいからねー」

そういってきたのは田宮さん。

「よろしくー」

私がそういうと


「あやのでーす。みんなからはあっちゃんとか・・よばれてるかなぁ。」


あっちゃんも実由子と同じで吹奏楽団に入っていた。


まみ、あっちゃん、みゆこと

クラの場所へいった。


そこには先輩達がまっていた


「おぉ~クラ!?」

先輩達が何人か寄ってくる。

私達は先輩に案内され

ひととおりの自己紹介のあと

楽器を渡された。

初めて手にした自分の楽器は


1年の使うものだから古いけど


古いキーでも


しっかりと重みがあった。


なかなかうまく音がでなかった。


でも私は


クラリネットの楽しさをかみしめた。


「ほんと・・やだ・・・」


菜々がそうつぶやいていた。


トランペットを相当嫌がっているようだ。

「まぁ、どんまいだって!ペットメロディもらえるじゃん!」


そうして私達は励ます。
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