【完】キス、kiss…キス!
さっきまでのカチコチナオちゃんが嘘みたいに進む撮影。カメラマンも変わったナオちゃんに驚きつつ、かなり嬉しそうに撮っている。
思えば、幸四郎が撮影再開の前に何かナオちゃんに言ってから、ナオちゃんは変わったよね。
「ねぇ幸四郎、一体ナオちゃんに何吹き込んだの?」
私が聞くと、ニヤリと笑った幸四郎のわりと男前フェイス。
そして、その顔のまま、私に向かってこう耳打ちした。
「簡単だよ!『キスして、トローンってなってる姫ちゃんを食べる寸前を想像してみて』ってね?」
「……ってね?じゃあるくぁぁぁっ!何てことを!幸四郎のばかぁ!」
私は、衝撃の内容に幸四郎の後頭部をグーパンチした。
「イタタタっ!いいじゃん!それで尚志君の調子上がったしさっ!ね?」
「良いけど、やっぱ良くないこの変態!」
私の純粋ナオちゃんに何てことを言うのよ、この屑な大人は!……まぁ、確かに甘い雰囲気のときはとことんあんな顔ですけど、うちの子犬ちゃん。
思えば、幸四郎が撮影再開の前に何かナオちゃんに言ってから、ナオちゃんは変わったよね。
「ねぇ幸四郎、一体ナオちゃんに何吹き込んだの?」
私が聞くと、ニヤリと笑った幸四郎のわりと男前フェイス。
そして、その顔のまま、私に向かってこう耳打ちした。
「簡単だよ!『キスして、トローンってなってる姫ちゃんを食べる寸前を想像してみて』ってね?」
「……ってね?じゃあるくぁぁぁっ!何てことを!幸四郎のばかぁ!」
私は、衝撃の内容に幸四郎の後頭部をグーパンチした。
「イタタタっ!いいじゃん!それで尚志君の調子上がったしさっ!ね?」
「良いけど、やっぱ良くないこの変態!」
私の純粋ナオちゃんに何てことを言うのよ、この屑な大人は!……まぁ、確かに甘い雰囲気のときはとことんあんな顔ですけど、うちの子犬ちゃん。